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富士五湖・本栖湖底の朝日麦酒缶 [Asahi Beer]

ダイバーのケンメラ アーロン(Aaron Kaemmerer)様からお尋ねがありましたので、早速調べてみました。

「先日、富士五湖の本栖湖でスクーバで潜っていたら溶岩の流れが溜まっているところで湖底の沈泥の中に古い朝日ビール缶を発見しました。(添付画像参照)・・・一体何年間湖底で眠っていたかが知りたくて・・・」
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本栖湖に眠っていた缶は、朝日のマークの大きさと下部の「350ml」の文字から、下の中央の缶と思われます。
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左側:東京都中央区京橋三丁目朝日麦酒G 350ml<東>604
    1971年に国内で初めて発売されたアルミのビール缶です。
下部にALL ALUMINUM CANと帯が入っています。
中央:東京都中央区京橋3丁目朝日麦酒O 350ml<東>1864
    推定1978年頃のもので、ALL ALUMINUM CANは側面に縦書きに変わりました。
右側:東京都中央区京橋3丁目朝日麦酒O 350ml<東>2374
    1981年2月製造のもので、文字はアルミニウムカンとなり、原材料 麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ アルコール分約4.5% 製造年月旬、ロット記号 缶底部に表示と現在のものとほぼ同じ記載内容です。

次の3種は'70年代後半にアメリカへ輸出されたものです。
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★その後のケンメラ アーロン(Aaron Kaemmerer) 様からのメールによれば、湖底の缶は上の中央のものと判明しましたが、社名のあとに「G」の記号から、1978年より少し古いかも知れません。

【メールからの引用です】
横に読めるのはこの様に書かれています:
「ご協力お願い あき缶は必ずあき缶入れかくずかごにお入れ下さい。
ALL ALUMINUM CAN アルミ缶
東京都中央区京橋3丁目朝日麦酒株式会社G 350ml <東> 1864」
です。

上面はむかし風の、あけるのに完璧に取り外すpull-topの穴があり、「LIFT」、「PULL OPEN」と書いてあります。

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