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話のおつまみ・野球シリーズ(第2弾の拡大) [Sapporo Beer]

①アメリカの屋根つき球場アストロドームの天井の一番高いところは62.4メートルある。これは故ベーブ・ルースの打球高度を基準にしたもので、大リーグの名ノッカーといわれるエド・ローバック(フィリーズ)があらゆる角度にフライを打ち上げても当たらなかった高さだ。ルースは1921年7月4日、対アスレチックス戦で二塁手の頭上にとてつもなく高いフライを打ち上げ、ボールがグラブにふれる前に二塁ベースを踏んでいたという有名なエピソードの持主だ。このフライが推定62.4メートルだったわけ。

②プロ野球史上最長のロンゲストゲームは、昭和44年10月10日、日生球場で行われた近鉄・ロッテのダブルヘッダー。第1試合は2時間22分で終わったが、午後5時15分プレーボールの第2試合は、いやはや語るもナミダ。聞くもナミダ・・・。9回表、ロッテの山崎選手が二塁打を打って同点に追いついてから、延々と続くデスマッチ(?)となり、ついに時間切れで引き分けた。この第2試合の試合時間、なんと5時間15分。両軍合わせて出塁した選手は42人にものぼって、結果は4-4のドロー。この日の2試合でしめて7時間37分もかかった。ホントに両軍とも、お疲れさまでした。

③通算714本のベーブ・ルースのホームラン記録を抜き、ハンク・アーロンが持つ755本に迫っているのが巨人軍の王選手。ニックネームの“ワンちゃん”は、背番号1にも通じるが、この1番という番号、初代は盗塁王の田部武雄がつけていた。昭和15年に林清一、21年山田潔、23年白石敏男とバトンタッチされ、26年から南村不可止が受けついだ。早実から入団した王が南村に1番のユニフォームを着せてもらったのは33年10月。体重61㌔の南村に対し高校生の王はすでに82㌔もあり、ボタンがかけられなかったというエピソードがある。

④プロ野球史上、これ以上の珍記録はないといわれるのが1イニングに2度も二塁盗塁に成功した山本尚敏選手(元中日)。二盗、三盗という連続盗塁じゃなくて1イニングに2度二盗した空前絶後(?)の記録なのだ。昭和23年7月5日の阪急戦がその珍記録誕生の舞台。八回、代走で出塁した山本選手、日ごろのイダ天ぶりにものをいわせてまず1回目の二盗。打者一巡で打席がまわってくると、中前へポテン安打でまたも出塁。天保投手の1球目にスルスルッと二盗をきめたものだ。この回中日は9点を奪って逆転勝ちをおさめたのだが、そのうち山本選手は2点を足で稼いだ。
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